毎日新聞社説:温暖化疑惑事件

例の日本学術会議のシンポジウムをうけて、毎日新聞の社説が掲載された。

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20100517k0000m070102000c.html(5月17日付)。

温暖化をめぐる疑惑が昨年11月から世界をゆさぶっている。これまで、日本ではあまり関心が高まらず、科学者の反応も鈍かった。

関心が高まらなかったのは科学者ではなく、日本のメディアではなかったのか?
日本でほとんど報道されなかった原因は、新聞社に聞くしかあるまい。科学者に理由を求められても困るな。

科学者の判断の背景には、専門的な知識やデータがある。一般市民にはその土台がない。

新聞社の科学部の記者さんならある程度の知識はあるよね?ないの?

特に、地球科学や気候科学は不確実性を内包する科学である。「問題ない」というだけでは納得できない人がいて当然だ。科学者は、その不確かさまで含めて説明し、信頼を得る必要がある。

科学者はいつも不確実さを説明している。しかし不確実さは報道されない。これはなぜ?毎日新聞の記者なら理由を知っているのではないか?

科学コミュニケーション

とまぁ、科学コミュニケーションに関しては問題が山積なのです。
科学者はマスコミがしっかりしろと言うし、マスコミは科学者がしっかりしろと言うのです。