【和訳】米エネルギー省による福島原発の放射能評価(4/22)
米国エネルギー省が4月18日にまとめた福島第一原子力発電所の放射能に関する評価報告を和訳する。今回は、放射線レベルの時間変化がマップで示された。
原文はhttp://blog.energy.gov/content/situation-japan/にあるパワーポイントファイル4月22日版である。原文タイトルは "Radiological Assessment of effects from Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant"
原文では放射線量をremで評価している。和訳にあたってはSv(シーベルト)単位に換算した値も併記した。1 rem = 0.01 Sv として換算した。
計画の概要
サーベイデータの時間変化
評価
4月20日に集計された測定値の評価はつぎのとおりである:
背景
- NRC(原子力規制委員会)の見積もりでは、平均的なアメリカ人は年間620mRem(6.2mSv)を被曝する。これは 0.071 mRem/時(0.71μSv/時)の被曝割合に相当する。*
- 飛行機で大西洋を横断すると 2.5mRem(25μSv)被曝する。*
- 典型的な胸部X線撮影では1枚あたり10mRem(100μSv)を被曝する。
- EPA(環境保護庁)のガイドラインでは、4日間で計1000mRem(10mSv)を被曝すると、公的に健康のための措置が求められる。
* 出典:NRC: http://nrc.gov/images/about-nrc/radiation/factoid2-lrg.gif