【地球ヤバイ】2007年の気象衛星画像を全部つなげてみた。【再うp】


以前作ったものをリメイクした動画です。

可視化の変更点

本編の改訂部分は次の通りです:

  • 台風
    • 台風の強風域を円で表示した。
    • 台風の暴風域を円で表示した。
    • 台風のクラス(グレード)を番号だけでなく、TD, TS, STS, TY, Lの記号で表示した。
  • 各地の気象情報
    • 札幌・新潟・東京・福岡の気温を棒グラフで表示した。
    • 札幌・新潟・東京・福岡の降水量と降雪量を折れ線グラフで表示した。

データソースの変更点

データのソースの変更としては:

台風の可視化

今回の動画では、台風のベストトラックデータから得られる情報は全て可視化しました。とくに、下図のように強風域と暴風域を表示したことにより、台風の目の様子がよくわかるようになりました。

強風域と暴風域が台風の目を中心とした同心円ではないことがわかると思います。ベストトラックデータには、強風域と暴風域がどちらの方向にどのくらい伸びているかが記録されています。それらの記録を元に強風域と暴風域の範囲を再現しました。データは時系列ですが1時間毎ではなにので、目的の時刻の値を得るために例によって線形補間を施しました。

各地の天気の可視化

今回は、気温・降水量・降雪量を表示しましたが、その他に次のデータを表示可能です:

  • 現地気圧
  • 海面気圧(SLP)
  • 露点温度
  • 蒸気圧
  • 湿度
  • 風速
  • 風向
  • 日照時間
  • 全天日射量
  • 天気
  • 雲量
  • 視程

今後、表示すると面白そうなのは、湿度・風速・風向あたりでしょうか。

おまけ

おまけはビットレート稼ぎのために付けています。気象現象はカオスであるため、圧縮があまり効かず、ビットレートは苦しいです。エコノミー回避でエンコードしているので、なお状況は厳しいです。

今回のおまけ、もともとはジェット気流の成因について説明するつもりでした。しかし、大気の熱収支やら、大循環やら、コリオリ力などを持ち出すことになり、とっても物理の香りがする予感がしました。なので、ジェット気流をおまけで扱うことは今回はあきらめました。