鳩山不況は来るか?失われた10年の再来

鳩山不況といういう言葉が、Googleの検索ワードのトップ100位にランクインしました。果たして鳩山不況は来るのでしょうか?

ネットで日経平均・ダウ平均・国内情勢を比較をした図を見かけたので、自分も作ってみました。自分で可視化しないと納得できないというのは職業病でしょうか。その結果は下図です。

明らかに日経平均は、他の市場から遊離して、爆下げ状態です。

日本経済、これはだめかもわからんね

ボクらの仕事は、景気とは無関係ではありせん。景気が悪くなると、税収が減り、ボクらへの予算配分(主に研究費)が減ります。もしかしたら、職場がなくなるかもしれません。

これに対し、藤井財務大臣のコメントは

  • 増資のせい
  • 生暖かく見守りたい

つまり、無策なのです。他には円高も関係している可能性がありますが、当の藤井さんは「円高容認」ですから〜。いずれにしても、株価下落による企業の損失は大きいのです。

鳩山政権は、景気対策を全く行っていません。実際に行ったのは

  • 事業仕分けによる歳出カット。もっとも事業仕分けも官僚との対決姿勢を見せるパフォーマンスであるというのが大方の見方でしょう。
  • モラトリアム法案の成立。なんとか骨抜き法案になりましたが、日本の金融システムを揺るがしかねない危険な法律です。なにせ、貸した金が返ってこないのですから。

実際のところ、民主党政権が行っていることは、国民の不満を官僚に向けさせることで、景気悪化への不安や不満を回避しているだけです。たはして、無駄遣いを無くせば景気が良くなるのでしょうか?官僚を叩けば雇用が生まれるのでしょうか?

「福祉や介護で雇用を増やしたい」と悠長なことを言うのも結構ですが、まずは近々に対策を打たなければ、福祉や介護どころではなくなりますよ。

美辞麗句はもう結構。景気対策をしてください!